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FLY ON ポイントで サファイアになるには  ( JGC修行 )

 

 FLY ON ポイントでJMBサファイアをめざす

 

前回はJMBサファイアを目指すには

 FLY ON ポイント(以下 FOP)で5万ポイントを目指すのと、

搭乗回数で50回の2つの方法があるという事を書きました。

 

 

 

今回はFOP取得の方に関して、いろいろと考察してみましょう。

 

今回は

 

 という感じの事を書いていきます

 

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JALの会員ステータス

 

そもそも FLY ONポイントとは?

 JALに乗らない人には聞き慣れない言葉でしょうが、JMB会員であれば搭乗後の実績確認の際に、マイルに加えてこのポイントも表示されるので、何となくは知っていると思います。

 

 ANAによく乗るマイレージ会員の人は、ANAマイレージクラブのプレミアムポイントと同じような仕組みだと考えてください。

 

以前に説明をしたフライトマイルが基本的な計算のベースにはなります。

 

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JALグループ便では、飛行距離や航空券のクラスにより得られるフライトマイルが決まり、それに行き先によって異なるFLY ONマイルを掛け計算します。

基本のフライトマイルに対して、

  • JALグループの日本国内線は × 2
  • JALのアジア・オセアニア路線が × 1.5
  • それ以外のJAL海外便は ×1

という倍数をかけたものが算出され、

それに運賃の種別で変わる「搭乗ボーナスFLY ONポイント」というものが、0〜400ポイント加算され、計算されることになります。

 

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搭乗チケットにより細かく計算が変わるため、詳しくは以下のリンクをご参照下さい。 

JALマイレージバンク - マイル数をしらべよう!

 

JALグループ国内線の例

国内線でのFLY ONポイントの例

  区間 クラス 該当運賃 運賃カテゴリ フライトマイル FLY ON ポイント
1 羽田⇔札幌 普通席 特便割引 運賃4(75%) 383マイル 1,166 ポイント
2 羽田⇔札幌 普通席 先特割引 運賃3(75%) 383マイル 766 ポイント
3 羽田⇔伊丹 普通席 往復割引 運賃1(100%) 280マイル 960 ポイント
4 羽田⇔伊丹 クラスJ 往復割引 運賃1(100%) 308マイル 1,016 ポイント
5 羽田⇔那覇 普通席 パッケージツアー 運賃7(50%) 492マイル 984 ポイント
6 羽田⇔那覇 普通席 特便割引 運賃4(75%)  738マイル 1,876 ポイント
7 羽田⇔那覇 普通席 普通運賃 運賃1(100%) 984マイル 2,368 ポイント
8 那覇⇔石垣 普通席 先特割引 運賃3(75%) 185マイル 370 ポイント

※全てJMB会員として算出。JMB日本国内会員向け。


国内線でのFOPを考える

1と2はともに羽田-札幌間に片道で、特割りでも先特の場合でもマイルが75%で計算されるところまでは変わりません。

特割の運賃の場合には搭乗ボーナスFLY ONポイントとして400ポイント加算があり、

先特での購入の場合にはこのボーナス分が0ポイントとなるため、その分の差がFOポイントの差となります。

 

3と4は共に、羽田-伊丹間で往復割引や普通運賃を選択した場合の例ですが、4はクラスJの想定のためフライトマイルは3の普通運賃でのものの110%で計算されることとなります。

 

5、6、7はともに羽田-那覇区間

5はツアーなどで行った場合の想定でフライトマイルが50%+ボーナス分は0ポイントの加算になっています。

6は特割計算で75%のフライトマイル+ボーナス加算が400ポイントで計算されています。

7は、普通料金・往復割引などで羽田-那覇を購入し搭乗した場合で、2,368 FLI ONポイントも稼げるですが、通常の個人利用では他の安い料金設定のものを利用することがほほとんどだと思われますので、あまり実際の利用は無いかと想像されます。

(ですが、後述するような特別な場合には、この距離が非常に長い国内路線は重宝される路線です)

 

8は短距離路線で、先特であれば比較的安く買えますが、FLY ONポイントも少なめですね。

 

国内線で多くのFOP獲得を目指す際には、出来るだけ長距離かつ積算率の良い運賃カテゴリのもので、リーズナブルなものを探す方向かと思います。

国内線に場合には、クラスJやファーストクラスの利用も検討出来ると思います。

 

JAL国際線の例

次に海外へ行く国際線の場合の例を見てみましょう。

  区間 利用運賃カテゴリー 券面クラス フライトマイル FLY ON ポイント
1 東京 - ホノルル エコノミー運賃3(50%) L・V・S 1,916 マイル 2,316 ポイント
2 東京 - パリ エコノミー運賃3(50%) L・V・S 3,097 マイル 3,497 ポイント
3 東京 - シドニー エコノミー運賃3(50%) L・V・S 2,432 マイル 4,047 ポイント
4 東京 - ソウル エコノミー運賃3(50%) L・V・S 379 マイル 969 ポイント
5 東京 - ジャカルタ エコノミー運賃3(50%) L・V・S 1,806 マイル 3,109 ポイント
6 東京 - ジャカルタ エコノミー運賃1(100%) W・Y・B・E* 3,612 マイル 5,818 ポイント
7 東京 - ジャカルタ エコノミー運賃5(30%) Q・N* 1,084 マイル 1,625 ポイント

※全てJMB会員として算出。*E・N パッケージツアーをご利用の場合は、50%の積算率となります。

 

特にツアー利用では、マイル積算対象なのかも事前にご注意ください。

 

この表はあくまで調査時点での例ですので、JALのwebページなどで最新確認をご覧下さい。

JALマイレージバンク - マイル数をしらべよう!

 

 ※ワンワールドアライアンス航空会社各社へ搭乗の場合のFLY ONマイルは、各航空会社や便の予約クラスにより条件が変わります。詳しくは各社にお問い合わせをと案内されています。

 

国際線でのFOPを考える

今回はわかりやすいように、エコノミークラス運賃3、フライトマイル加算50%のL、V、Sの券種のものを主として比較しています。

 

1のハワイ・ホノルル便や、2のヨーロッパ・パリへの便などは、距離は長いのですが、FLY ON ポイントの算出は「フライトマイル×1 + ボーナス加算 」 を元に算出されることになりますので、フライトマイルに比べてそれほど多くのFLY ON ポイントにはならないようです。

 

一方の、3シドニー・4ソウル・5ジャカルタへの航路になると、「フライトマイル×1.5 + ボーナス加算」となりますので、フライトマイルに比べると、多くのFLY ON ポイントが得られることが分かります。

 

このように様々な場所への国際路線を比較してみると、

前述したように、アジアでも比較的長距離となる東南アジアやインドへの路線、そしてオセアニアとの路線などのうちで、かつフライトマイル積算率の券種を見つけるという近道が見えてきます。

 

フライトマイルの積算率は、同じエコノミー航空券でも、購入する際の航空券面上のクラスで変ります。

実際にJGC修行の事を考えはじめるまではFLY ON ポイントを意識したことなどない人が多いようですが、

JAL公式webなど事前にチケットのクラスが分かり購入をする場合に、ほんの少しの金額差であれば、

購入検討対象になることを知っておくと良いかと思います。

 

尚、ここではなるべく安価に負担をかけずにJGC修行を楽しむためという前提のため、

ビジネスクラスやファーストクラス利用は書いていませんが、

ビジネスクラスの利用でもフライトマイル加算が基本マイルの75%で積算されるものと、

125%になる航空券があるので注意が必要です。

 

多くのFOP獲得のための裏技

 

ここで先ほど少し触れた、少し特する技を紹介します。

 

実は国際線利用の場合の国内移動区間は、

フライトマイルが100%扱いで計算されるというルールがあります。

そのため海外のゲートウェイとなる日本国内の空港から、

出来るだけ距離のある空港を出発の起点にするチケットを使用するという方法が、

マイル修行僧達にはとっては常套手段となっています。

 

そこで人気の路線なのが

那覇 - 羽田・成田 - シンガポール

といった OKA(沖縄・那覇)-SIN(シンガポール) ルートなどです。

 

国際線に乗り継ぐためのという場合には、非常に安価な価格で国内長距離路線が入手でき、

かつ、その区間に関しては普通運賃扱いの区間マイル×100%で計算されたフライトマイルやFLY ON ポイントが加算されるという事になりますので、JGC修行には非常に適した方法になります。

 

実際のところは、那覇周辺に住んでいる人以外は、

スタート前に最寄り空港から那覇までの区間の国内線を別で取得し

搭乗をすることになるため、時間や労力はかかる修行ルートにはなりますが、

その分、安価で多くのFOP獲得を期待できる手法です。

 

那覇を起点としたルート以外にも、石垣・宮古奄美・鹿児島や旭川・札幌などを起点とするなど、なるべく便数が多く距離が稼げるルートを探して挑戦するのも楽しいかと思います。

 

その辺のシミュレーションは改めて紹介します。

 

事前に考えポイントを稼ぐ

さて、JALマイレージバンクのFLY ONポイントのことを色々と書いてきました。

FOPを思った通りきちんと稼いで行くには、特に修行時期の後半には、事前にしっかりと数字のシミュレーションを行っていかなければ、失敗をする可能性が出て来ます。

 

特に12月など期限がギリギリに迫っている中で、

「7,000 ポイント加算されると思っていたのに6,600 ポイントしか加算されずに、5万FOPに届かなかった」

などの失敗は、泣くに泣けません。

 

事前にしっかりと計算・シミュレーションをした上で、修行のための搭乗を迎えましょう。

 

FLY ON マイル計算

JALマイレージバンク - JALグループ便ご利用路線のFLY ONポイントを簡単計算!

 

 

次はもう一つのJMBサファイア獲得の手段である、  搭乗回数50回でのJGC修行 に関して、まとめてみます。

 

 

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